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毎日、泥縄生活。
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なんとなくちょっとだけいい話。その1
「万国旗」
めったに合わない親戚が葬式とか正月とかなんでもないのに偶然集まっちゃってさ、せっかくだから近くの祖父母の家で飲もうよって話になったんだ。 祖父はいつもどうりムスッとしてたんだけど祖母はみんなが集まったことがうれしくかったらしくて大喜びでさ、 俺もいとことか叔父さん、叔母さんと会うのも8年、下手したら10年ぶりでさ、話すことなんてないかなって思ったら、やっぱり血がつながってるせいか意外と和気藹々と話せてさ、盛り上がって祖母の好意で今日は一泊とまってゆっくり朝まで飲もうってことになった。 叔父さんなんか腹踊りまでしちゃうくらいワイワイやってたんだけど、なんか祖父がそわそわしてるんだ。 「おトイレですか?」なんて聞いても「いや、だいじょうぶ。」とか言ったり、なんだか様子がおかしかった。 で結局、深夜の二時ごろかな?まだ楽しく飲んでたんだけど祖父がすっと居なくなったんだ。 「じいちゃん、どうしたの?」って叔父さんに聞いたら「父さんも年だから眠たくなったんじゃないの?まあ、ああいう性格だけどみんなが集まってて喜んでると思うよ」なんていってた。 翌朝、祖父は布団の中で亡くなっていた。 祖母や叔母さんなんかは突然のことに泣いてたけど医者から「老衰ですね、立派に天寿を全うされたと思います」といわれて、祖母も「最後にみんなと会えて老衰で逝くんだからこれほど幸せな死に方はないわね。」といってむしろなごやかな雰囲気になった。 祖父は着替えすにそのまま寝てしまったらしく、このままではということで服を脱がせることにした。 すると服の内ポケットや袖から手品用の万国旗がしゅるしゅる出てきたんだ。 どうやら昨日の宴会で披露するつもりだった手品のタネだったらしい。 俺からしてみればあの頑固で口数の少ないじいちゃんがそんなこと考えていたなんて、正直、不謹慎だが心の中で笑っちゃった。 「おおかた、いざとなって恥ずかしくなっちゃたんだろうね。」なんておじさんが笑いながら少し泣いてたよ。 この物語は聞いた話なのでフィクションかどうか分かりません。 古酢藻ヤマ次郎 PR コメントを投稿する
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古酢藻ヤマ次郎&貧弱ピロシャ
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片方は学生。
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古酢藻ヤマ次郎と貧弱ピロシャは
別人格、っていうか別人です。 九月十二日、あの雨の日から二年たちました。 泥沼というのはもがけばもがくほど深みに嵌っていくんだと、二年目で悟りました。 後、ツイッター始めました。ブログより更新早いかも。 http://twitter.com/kosumoyamaziro ブログ内検索
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